山本麗子 ~どんな学びをしてきたのか?~
【大学院から今に至る過程】
アメリカでの大学院では社会福祉や心理カウンセリングを学び、修士号修得後は、精神分析研究所で約4年在籍して、古典的な心理カウンセリングを学びました。その後、NY州立精神病院で勤務しつつ、マンハッタンで開業し心理カウンセラーとして個人オフィスでたくさんの方をみてきました。
2001年、NYで同時多発テロ事件が起こり、世界貿易センタービルが崩壊しました。アメリカにとっては、本土を攻撃されたことで、大きなショックになりました。この事件後、NYではこころのトラウマやPTSDを抱える人が急激に増えたため、私たち専門家に対してトラウマ・PTSDの治療法についての研修が提供されることになり、当時の最先端の研究を学ぶチャンスに恵まれました。
この事件が大きなきっかけになり、私の学びの幅も広くなりました。それまで、心理カウンセリングを狭い視野でとらえてきましたが、そんな枠組みにとらわれず、「本当に人を癒すには?」という問いをし続けた結果、「人を全人的に・統合的に(ホリスティック)見ていかなければならない」ということに気づいたのです。つまり、人は「こころ・からだ・スピリット」からなっているから、この大きな統合的な視点から、「目の前のこの方とどう向き合うのか」を考えなければならないということです。このことから、ホリスティックヒーリングに興味を持ち始め自分でも学びを始めました。
私自身もとしても、初めての子を生んだすぐ後にあった、この大きな悲惨な事件を目の前にして、「なんのために人は生まれてくるのだろう?」「自分のライフミッションは、何だろう」そんなことを考え始めました。そして、「本来私たちはスピリチュアルな存在で、肉体的な世界を一時的に体験している」ということを自覚し始めました。
それから約25年、様々な学びを通して、現在自分は※1トランスパーソナル心理学や※2人間性心理学の領域に一番近い考え方をしています。つまり、人の問題・課題に注目して分析するというよりは、どのようにその人の素晴らしさをご本人が思い出せるのか、この方の精神的成長をどのようにサポートできるのか、 どのようにしたら幸せや豊かさを思い出せるお手伝いができるのか、 という視点でお話をお聞きするというアプローチです。
※1【トランスパーソナル心理学とは、従来の臨床心理学や人間性心理学の枠を越え、人間の精神的成長や「超個人的」な体験(宗教的・神秘的・スピリチュアルな体験、瞑想、至高体験など)を科学的に研究・応用することを目的としています。】
※2【人間性心理学は、人間の成長、自己実現、自由意志などを重視する心理学の一分野で、行動主義と精神分析の「第三の勢力」として1960年代に提唱されました。マズローの欲求階層説やロジャーズの来談者中心療法などが代表的で、個人を全体として捉え、個人の内面的な成長や健康的な人格の形成を探求します。】
【具体的に私が大きく学びを得た先生・考え方】
・エックハルト・トール(スピリチュアルティーチャー)・・・今にあることの大切さを魂が再び思い出した感覚がして、彼の教えの奥深さと真実にこころが震えるような体験をしました。
・ビパッサナー瞑想・・・10日間の聖なる沈黙で、自分の恐れと向き合う体験は貴重でした。
・ジャック・コーンフィールド&タラ・ブロック(瞑想指導者)・・・この二人による2年間の瞑想指導者養成プログラムを受けました。瞑想を人に教えるとは、自分自身が慈愛の存在であることなのだということを、体験的に学びました。
・ウェイン・ダイヤ―博士(心理学者)・・・彼のユーモアに癒され、笑い、感動しつつ、重要なことを学びました。自分が意識を向けることが増大して現実化していくということ。自分の意識を変えることで現実を変えることができるということ。彼は亡くなりましたが、私が仕事をする時、彼のスピリットがいつも隣にいる感じがします。
・逆転のコミュニケーション法NHA・・・自分が子育てで行き詰まったときに出会い・救われ、私のその後のカウンセリングスタイルに大きな影響を与えました。今、見える問題に注目するのではなく、普通にできていること、当たり前のことに感謝できるような視点を持つことの重要性を教えてくれました。日本に紹介したく、本を書き、講座も開催しています。アメリカNHI本部のグローバルパートナーとして認定されています。
・ルイーズ・ヘイ(自己啓発作家)・・・彼女の人生全部から、感銘を受け学びました。虐待を受けた過去をご自分自身で癒し、その後エイズ患者を始め多くの方を助けました。自己啓発を世界的なブームにし、たくさんのスピ・心理系の著者の活躍を支えたヘイハウス出版社の設立の功績は尊敬に値します。彼女の深い優しさや叡智に触れるたびに私も深く癒されます。
・ブライアン・ワイス博士(精神科医・心理療法士・前世療法の第一人者)・・・彼の前世療法の講座に参加したことが、私にとって大きな転機となりました。クライエントさんを理解したくて参加した講座でしたが、自分自身の過去生を経験することができました。明らかな真実としてわかったのは、「魂は永遠で死なない」「時間空間を超えても愛する存在と離れることはない」ということでした。
・ジョー・ディスペンザ博士(カイロプラクティック医者)・・・瞑想の効果や仕組みなどを科学的に説明してくださる世界的に有名な指導者です。彼のワークショップに参加し、至高体験や、奇跡的に重い疾患からの完治を体験する人の話をお聞きして感銘を受け、エッセンスを瞑想のクラスで紹介しています。
・ジェームズ・バンプラグ(スピリチュアル・メッセンジャー)・・・「霊が見える」というクライエントさんが一時期増加したことから、霊媒について学びに行った時の先生です。愛に満ち溢れた先生で、亡くなった霊とコンタクトする話ですが、全く怖い要素はなく、始終笑いが多かったです。直感を鍛える練習を積み重ね、このワークショップの最中に亡くなった霊とコンタクトする体験をし、アカシックフィールドにアクセスという体験をしました。この体験がきっかけになりアカシックレコードリーディングをするようになりました。
・リンダ・ハウ(アカシックレコードリーダー)・・・ アカシックレコードリーダーになるための研修を受けた先生で、祈りの言葉を受け継ぎ、ハウ先生のやり方に沿ってたくさんの方にリーディングを練習をさせていただきました。
・ソニア・チョケット(サイキック)・・・「直感を磨く」講座を受講 軽さ、楽しさ、喜びの波動にいることが、直感を感じ取るために必要なことだということを体感をもって学びました。
・サラ・ランドン(チャネラー)・・・ 銀河評議会からのメッセージを伝えていますが、その愛に満ちた言葉を聴くと、その愛のエネルギーで満たされるような感じがします。私はこの先生のコースを受けました。
・マティアス・デ・ステファノ(スピリチュアルスピーカー)・・・今までの前世の記憶を全部記憶している人で、「宇宙的記憶」「アカシックレコード」「地球の新しい意識進化」に関するメッセージを伝えています。彼の伝えるメッセージは、既成の歴史の理解や、人間の在り方についてまで、ぶち抜けて新しい情報を伝えてくれる驚くべき先生です。私は彼から宇宙の成り立ち、地球の歴史など多くのことを学んでいます。
・スザンヌ・ギースマン(スピリチュアルメッセンジャー)・・・ 彼女が亡くなった魂から確証をもったメッセージを伝え、残された家族が深く癒されている様子は本当に感動します。死は終わりではないということが、とても深く理解できます。
・リ―・ハリス(エネルギーインテュイティブ)・・・ Zs(ジーズ)と呼ばれる集合意識にチャネルします。彼のメッセージは、とてもクリアで具体的な問題にも答えてくれる示唆に富んだものだと感じています。
・バシャール(チャネリング)・・・ 異次元の宇宙に非常に進化した存在バシャールのメッセージを伝える、ダリル・アンカは、40年以上に渡って活動しています。私は、バシャールから異次元のこと、ほかの惑星の存在のこと、私たち地球の本当の歴史、エリアンとのコンタクトなどについても学んでいます。
【影響を受けた書籍】
・エドガーケイシー(チャネラー)を紹介した”Sleeping Prophet”,
・ダニエル・ニール・ウォルシュの「神との対話」
・「奇跡のコース」
・キャロリンメイスの Sacred Contracts
・ディーパック・チョプラの The Seven Spiritual Laws of Success: A Practical Guide to the Fulfillment of Your Dreams(日本訳例:「成功の7つの法則」)(1994年)
・ドロレス・キャノンThe Convoluted Universe
【最も影響を受けた人】
オープラ・ウィンフリーです。彼女は、アメリカのテレビ司会者でしたが、もっとも崇高なスピリチュアルな教えや心理学に基づいた知識を、一般的な家庭の主婦たちにもわかるようにかみ砕いて広く伝えた人で、アメリカでは非常に影響力の強いパワフルな方です。